こんにちは♪ご訪問ありがとうございます。
藤沢市藤が岡の小島エレクトーン教室、講師の小島真弓です。
導入期(園児~小学校低学年)の生徒さんのレッスンで「新しい曲に入ります」となったとき、必ずその曲を聴いてもらうことから始まります。厳密にいうと、前の週からその曲を「聴く」ことを宿題にします。(テキストの曲には、イメージがしやすい伴奏がついた音源が付属しています)
たくさん聴けば聴くほど、その生徒さんにとって”知っている曲”になります。
家でたくさん聴いてきた後のレッスンでは、タイトルの意味を考えたり、テキストの挿絵を一緒に見ながらお話を作ったりセリフを考えたり、色々なことを生徒さんと会話します。
そんな風にイメージを膨らませてからさらにもう一度聴くと曲に対する理解が深まり、また違った聴き方ができます。より注意深く感じて聴くことができるでしょう。
それから次は「うたう」です。先生のまねをしてドレミ(階名)でうたいます。
このときに、たくさん音源を聴いてきた子と、ぜんぜん聴かなかった子に差が出ます。たくさん聴いた子は、”知っている曲”なので、先生が歌ったように、また、音源で聴こえたとおりに表情をつけてうたえるのです。
ドレミでうたえるようになったら、その通りに「弾く」ことができます。どこでスラーをつけるのか、どの音がスタッカートなのか、また音の強弱までうたったように感じたままに弾くことができます。
「弾ける」とは、ただ順番どおりに鍵盤を押すことではなく、フレーズを意識して演奏できるか、なんです。音楽を聴いていかにそれを感じるかどうか、感じたままに再現できるか、だと思うのです。
逆に、楽譜を読むことからスタートすると、まず読むのに時間がかかってなかなか先に進めないということがよくありますね。特に小さいお子さんだと、楽譜を読めないのは当たり前、読んでそれを音にすることは至難の業!と思います。
音楽は言葉を覚えるのと同じです。
人は、赤ちゃんの頃から周りの色々な人からの言葉のシャワーを浴びて聴き続けて、やがて意味のある単語を発するようになって、少しずつ2語文、3語文と文章を話せるようになり意思表示ができるようになりますよね。読めるようになるのはその先。まず文字を一つずつ覚えて、それをつなげて単語が読めるようになり、さらに単語をつなげて文章が読めるようになります。
よく生徒さんの保護者の方から、「楽譜を読まないで耳で覚えて弾いてばかりいるので心配です」と相談を受けるのですが、導入期の生徒さんはそれで大丈夫です!むしろこの時期に耳を使うことを身につけておくことが後々良い効果をもたらします。
以上、
「聴く」→「うたう」→「弾く」→「読む」
の順序を大切にしている理由でした。
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